ちきりんさんの本は、大体読んでいますが、今回の本で一貫してちきりさんが伝えたかったことは、”自分の人生を自分で考えて、楽しく過ごしていこう”ということ何だと思います。
自分の人生は、自分で決める
今までの自分の人生を振り返ってみても、”世間体”とか”こうあるべき”とかに流されて、選択したことって結構あるなーと。
就活なんてその最たるもので、とりあえず聞いたことのある大企業で働くのが一般的で、何となく企業のイメージが沸くからエントリーしてみたっていう感じが、本当に多かった。
とはいえ、今の若い人達は優秀なので、そんな通例に流されず、自分の頃と違ってもっと社会的意義のあること、いわゆるパーパス目線で選択されている方も多いとは思いますが…。
結局は、自分で選択するってすごいリスクが伴うんですよね。その決断が後々になって間違っていた場合、逃げ道としてどうしても誰かのせいにしたくなってしまいがちです。
だから、他人には答えようの無い問い(転職、結婚、自宅購入等)に対しても、誰かのアドバイスを求めてしまうんですよね。
でも、上記に挙げた項目の相談とかって、本当誰かに相談しても、何かアドバイスは貰えるけど、それらが決定付ける要因にはなりえません。だって、その人の価値観とか置かれた状況によって、左右される問題なので、その人のことを一番分かっている自分にしか決められない問題だからです。
しいて言えば、他人の中でも、自分のことを一番分かってくれている配偶者の方と相談すべき話。私も奥さんと相談した上で決めています。
どこかのVoicyでちきりんさんが、「これこれこういう状況で転職すべきか悩んでますが、転職すべきでしょうか?」見たいな質問をリスナーさんから受けて、「そんなこと私に聞かれても、知らんがなっ~」とおっしゃっていましたが、本当その通り。
だって、そんな会ったことも無い人の人生相談に乗れるはずがないし、逆にちきりんさんがその相談に乗っていたら、ちきりんさんの信憑性を疑ってしまいます。
恐らくそういう風に自分の悩みの解決策を、人に頼って人にすがっていくことがエスカレートした結果、人は新興宗教なんかに行きついてしまうんだと思います。
それはさておき、どうしても相談するのであれば、自分の現状や今までの背景、今後のキャリアプラン等、考え抜いた上で、しっかりと伝えて相談すべき話なんだと思う。
日本人って自分も含めてですが、今までの学校教育のしがらみから抜け出せず、何らか正解がある問いに対する回答ばかりさせられてきてしまった結果、社会人になっても、いつも正解ばかりを求めてしまってます。
学校教育で正解のある問いばかりやらされ、且つ他のみんなと横並びで常に同じことをさせられてきたのに、社会人になるや早々に”他人と違うことはなんだ?人と比べて、あなたのオリジナリティーは何?”みたいなことを言われても、そりゃ無いよなーと。
仕事の会議中でも、自分の意見が正解かどうか迷ってしまい、発言を躊躇してしまうことなんてざらにあると思います。だって、そういう訓練や発言する機会ってこれまで無かったじゃないですかと、言いたくなります。
本来であれば、会議においては、意見をインタラクティブに人と交換し、正解か不正解である複数の選択肢からどれかを選んで決定し、選んだ選択肢に伴う問題点や課題を想定し、備えておくことが重要であり、決定するために相互に意見を出し合うことが大切なんだと思います。
人生なんて本当あっという間です。自分の人生を何も考えずにバイアスにかかった状態で、他人に流されてしまった人生となり、年をとった段階でやっぱりこうしておけば良かったと思うことばかりの人生にならぬよう、自分の意見を持って生きていきたいと、本書を読んで改めて思いました。
冒頭にも書きましたが、”自分の人生を自分で考えて、楽しく過ごしていこう”、そのためにも自分の意見を持つということの大切さを忘れずに、私も自分の人生を生きていきたいと思います。
ではでは、ということで今日も一日頑張っていきましょう!