語学留学によって、英語は多少伸びたものの、ビジネスとして使えるレベルには程遠い状況でした。やはり英語は、”勉強より実践に敵うものはない”と感じています。
社会人になって、英語は伸びた
メーカーで海外営業職に就いた後、実践レベルでの英語力がドンドン増して行きました。
①販売代理店との毎日の英語でのEメール
②突然顧客からかかってくる外線対応
③来社対応
④海外出張、等々、
至るところで、英語を使わざるを得ない機会がでてきました。
そうなると、実践での経験値が高まっていきます。初めの内は、海外からかかってくる電話は恐怖でしかありませんでした。
”相手が何を言っているか分からない”状態にプラスして、”職場の人に聞かれている”プレッシャーがかかってきます。若手だった頃は、このプレッシャーを結構感じていて苦労しました。
プレッシャーについては、もうこれは正直、習うより慣れよで、回数をこなすしかないと思います。英語での会議の議事録板書も、聞けるところを聞き取って、要点を絞って書いていくしかありません。始めは上手くできなくても、必ず慣れる日が来ます。
業務の知識、例えば、自社他社情報、業界情報、製品知識、顧客情報、等が段々と自分の頭に入ってくると、販売代理店やお客さんとの会話が楽になってきます。
それはそうですよね、日本語でも理解できていないことを、英語で会話することは不可能ですから。
ですので、自分の会社や製品について興味を持てるかどうかが大事で、興味が持てれば主体的に学ぶ意識が高まることにつれて、理解度も早くなり、英語でのコミュニケーションの向上にもつながっていきます。
英語は千差万別
今まで、仕事/プライベート含めて、どの国の人と英語で話したことがあるのか、数えてみました。結果、46カ国でした。
(アメリカ、メキシコ、ブラジル、ニュージーランド、オーストラリア、韓国、中国、台湾、香港、フィリピン、ベトナム、タイ、カンボジア、ミャンマー、シンガポール、マレーシア、インドネシア、スリランカ、インド、モルディブ、UK、アイルランド、スコットランド、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダ、スイス、フランス、スウェーデン、ウクライナ、カザフスタン、ウズベキスタン、イラン、トルコ、UAE、サウジアラビア、オマーン、エジプト、スーダン、リベリア、モロッコ、ナイジェリア、南ア、ケニア、エチオピア)
上記の内、大半は仕事を通じて話した経験がある国の人ばかりです。プライベートで、アフリカの”リベリア”や”スーダン”なんて、行けないですよね…。
大学までは、アメリカ英語が英語なんだと思っていました。(Waterが"ワラー”、Tomatoが"トメィトゥ”という感じ)
色んな国の人が、色んな表現で英語を使って会話してきます。誰もアメリカ英語が話せないと何て気にしていません。大事なことは、何を自分が伝えたいかで、自分としての意見をきちんと言えるかどうかです。
どんなに下手な英語でも、海外の人は気にせず話してきます。このメンタリティーについては、自分も含め日本人からすれば学ぶところが多いと思います。
会社で与えられた機会を活かして楽しむ
会社に入って、海外に関連した仕事につけるメリットは、上記の通り、色んな世界の人と触れ合う機会が持てることだと思います。個人ひとりの力では、こういった事をするのは、中々難しいことです。
「いやー自分はドメスティック志向なんで、日本のことだけを見てれば良いですー」との見方も有りだと思います。ただ、何事も比較をすることが大事だと思います。他の国のことを知った上で、日本のことを見ると、今まで見えなかった日本の良し悪しが分ってきますし。
何より私は、他の国の人と話すのが結構好きな方です。自分の世界観では考えたことも無い経験や考えを持つ人がいたり、それぞれの人生観が聞けて、純粋に楽しいと思えるからです。
まだ、コロナ禍から脱しきれていませんが、世界が落ち着いてきたら、見聞を広めるための旅にでたいなーと思っています。まだまだ知らないことがばかりなので、知っていきたいです。
ではでは、良い一日を
Have a nice day!